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"mono"-logue by dachiro

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2013年 03月 19日

先日の話・・・

結婚記念日と、卒園の前祝いという事で。

光り物や革製品もすっかりご無沙汰なんで、せめて花ぐらいは@ゴトウフローリスト
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ボックスが可愛いくて、再利用可能なところも女性向けにはグー♡
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今回のボックスは分厚い本型になってて、フタがマグネットで閉まるタイプ。本棚にヘソクリを隠すのに最適かとw


ディナーにはローストビーフとかちょっと時間かかりそうなのは避けて、今回は手間を掛けず簡単にヘレステーキで。
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オーダーカットで2cm厚のを4枚、親子3人で計800gの散財なり。
松阪とか神戸とか銘柄牛じゃなくフツーの黒毛和牛なんでそこそこリーゾナボー。

昨年夏秋あたりからコストコの黒毛和牛なんかで何度か練習したお陰もあって、ステーキの焼き加減はバッチリ。

お湯で中心まで40℃程度に温めてから焼き上げる。塩胡椒は直前に割としっかり目(肉の重量の0.8%程度)。
表3-4分、裏面1分程度。
ホイルなんかで包んで網にのせ、フライパンのフタを被せて保温2-3分、肉汁を落ち着かせて出来上がり♬
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外はカリっと、中はジューシー
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サシの入り具合が良かったせいもあって、口の中でホロリと。旨い〜♡

ワインは、先日の大坂の会で分からなかったルロワの復習(復讐にあらずw)として80年代のクロヴージョでも開けようかと思ったり、グランクリュ制覇に向けて取り敢えず(値段の順番からいって)ラ・グランリュかラ・ロマネあたりにしようかとも思ったのですが、ケチケチしてて(そのうち体壊したりして)飲めなくなっても勿体無いし・・・

で、食事の2時間前にセラーから出して抜栓しておいたラ・ターシュ '93
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言わずと知れたDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)の単独所有畑(モノポール)。
年によっては王者ロマネコンティにも優るほど安定した品質を誇るとか(この'93ヴィンテージのワインスペクテーター誌評価ではロマコン94ptsに対しラターシュ95pts)。

一生に一度は飲んでみたい'90や'95なんかに比べれば、余り良いヴィンテージとは言えないかもしれない'93ですが、上記WS誌の評価以外には、クライヴ・コーツMWの評価も20点中20点満点('93のロマコンは言及なし。'90ターシュについては19.0点で『'93よりリッチで豊満だが、'93の方が、よりclassとbalanceが有って好ましい』と Mar. 2003に評価)と、そう悪くなさそう。

リーデルのソムリエ・ブルゴーニュの金魚鉢にて。
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セラー12.5℃→抜栓試飲から2時間後の食事開始時16.5℃にてスタート。
もっと高い温度で始めても良かったか?
華やかお花畑+醤油系+少し革の香り。どちらかと言えばまだ酸味が強め、かつタンニンもざらつきや引っ掛かりは無いものの、舌の奥にかなり強く苦みを感じる。まだまだ若い。
これをリリース10年以内に飲んでも旨く感じないだろうな。
余韻は長〜い。

食事開始から1時間弱で19℃位になると、革的な香りに黒糖、干しぶどう、サロンパス系の爽やかさが立ち上がって来た。
舌の奥で感じていたタンニンの苦味も落ち着いてきて、口の奥にテニスボール大に広がる余韻。
何度も反芻したくなる良い香りが喉のあたりに長〜く残る。相変わらずキレイな酸味の伸び。
アルコール分も普通に13%なんだが、酔いがまわりやすく感じる。

肉が多すぎて(親子3人なら3枚600gで十分だったかも。ヒレなのに、歳だねw)カミさんも苦しくなって来たようなので、抜栓後3時間ほどで1/3ほど残して窒素ガス+バキュバンで翌日用に保存。

想像していたよりも甘みが少なかった(これで甘み1.5倍増しだったら文句無しに自分史上最強の旨さだった)が。。。トップレベルには違いない。
塩胡椒だけのさっぱりしたヒレステーキではちょっと料理の方が弱かったかな。ソース系の濃い味の料理なら、口中をさっぱりさせてくれて、もっと相性が良かったのかも。
単独で(もしくは軽いツマミとかで)飲んで『ああ美味しい!』とはなかなかいかないワインですね。(芸能人格付けなんかには、もってこい?)

翌日の夕食、あろうことか『カニ白湯鍋』
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(通販で安かったらしいw)なるものに残り1/3を合わせましたが、室温放置の16-17℃からスタートしても、タンニンは溶け込んで全く違和感なし。葡萄のタネっぽいニュアンス。
前日より親しみ易いウマ味が充実してやさし〜い味に変化してました。これなら寿司にも合わせられそう(前日の前半の感じなんかだと寿司は無理っぽい)。
ただ、ちょっと偉大とか荘厳とかそういう表現にはなり得ない物足りなさも。
ちょうど正月に飲んだメゾン・ルロワのマジシャンベルタンみたいな感じ。
残った細か〜いココアパウダーのような澱。酒石酸の結晶も僅かに?
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メドウズさんのコメント↓読むと、ボトル差もかなりあるようだし、未だまだ開けるのも早かったような。

良いボトルで抜栓のタイミングもピタリ決まれば凄〜いのかもしれないけど、値段が値段なので人には勧めにくい。
これの1/5位の値段で同じ位(或いはもっと分かり易く)美味しいブルゴーニュを探すことは十分に可能(というか簡単?)だと思うけど、その(1/5も!の)値段をワインに出そうなどと考えるような人は、どうしてもDRCを飲まないではいられないんでしょうね・・・

コルクに刻まれた美しい畑
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いつか、この目で見てみたいです・・・


《 DRC La Tache 1993》

Wine Searcherより
Score: 92. When to drink: 2002 to 2030
Critic Score When to drink
Wine Spectator 95/100
CellarTracker 94/100 (24 notes from 21 users )

その他詳細コメント
95 WS
Light red. Beautiful nose, very youthful and pure. A vegetal note emerges with air. Packed with dense fruit and marked by a very firm structure of both acidity and dense tannins. The fruit is locked up right now in this massive, powerful La Tâche. Rather than open in the glass, this appears to close up, but have faith; this will be great.--La Tâche non-blind vertical. Best from 2010 through 2030. Bruce Sanderson, Wine Spectator 2006
Drink 2010-2030

95 AM
(As noted in Issue 4, I have experienced a fair amount of bottle variation with the '93 but both this bottle and a second bottle that I had in early May were outstanding.)
("severe, closed and understated but I am convinced it will be a great La Tâche" - AdV)
This too evidences a slight floral quality, and a fascinating mix of earth, leather, tea and spice notes plus an interesting green bark component. The slightly austere, tannic, wonderfully rich flavors are dense, in fact extremely dense with excellent depth and terrific complexity and a finish that seems to go on forever. Though there are now hints of secondary aromas, this remains very young, structured and remarkably intense. When you get the right bottle, the '93 can be a real stunner.
Note: the inconsistency of this wine continues unabated as a bottle opened at the Domaine recently was almost aggressively vegetal and awkward. In short, when it's good it's very good but I've now had too many disappointing bottles not to be wary. Allen Meadows, Burghound May29,2008

90 RP
As usual, La Tache reveals the most saturated deep ruby color of the DRC's, a tight but promising nose of smoky, game-like aromas intertwined with red and black fruits, minerals, and vanillin from new oak. Medium to full-bodied, with sweet, concentrated, berry fruit, this tannic, spicy, backward wine appears to possess the requisite extraction to ensure a long, positive evolution. Give it 7-10 years of cellaring and drink it over the following 12-15 years. The DRC's 1993s possess the vintage's toughness, tannic structure, austerity, and aging potential. They will not be flattering to drink in their youth, and most will require 6-10 years of cellaring. Typical of the vintage, they appear to be the most tannic and structured wines made at this domaine since 1983.
PRODUCTION: 1,498 cases. Robert Parker, Wine Advocate # 100
Drink 2002-2020

Clive Coates, MW ("The Wines of Burgundy")
Big colour. Still immature. A bit closed-in on the nose.
Very splendid on the palate. Super rich and concentrated.
A big wine, but the structure is totally submerged under
the richness and concentration of the fruit.
Totally excellent. Very, very vigorous. Multidimensional
and very, very classy.
A great wine, without a doubt. (Oct. 2005)
Drink NOW TO 2038 20.0pts/20

by dachiro | 2013-03-19 18:37 | グルメ | Comments(6)
Commented by kuji at 2013-03-21 02:39 x
お肉がすばらしく良い焼き加減で(^^)
たまらないです。。

>コルクに刻まれた美しい畑
このお畑ではないけど、、、こないだ大阪でハミングさんとも話しましたが、、、ホテル・レストラン・レ・アヴィーズへ行ってみたいか~?行ってみたい!!! で、もし、行けるなら行ってみたいです。
dachiro さん、みんな行くなら行きますよね???
ワタシ、すごく行きたいけど、、、イ ケ ル ノ カ みたいな。だけど汗。


Commented by dachiro at 2013-03-21 07:16
kujiさん、おはようございます。
お褒め頂き光栄です(笑)
アヴィーズ村のセロスのオーベルジュなんですね。初めて知りました。
行ってみたいけど、、、おっさん同士で泊まるのは勿体無いような(汗)
15周年記念に奥様連れて行かれるのはいかがかと。。。
果たして子供OKなんだろうか??
Commented by dachiro at 2013-03-21 07:38
追加、、、
アヴィーズ村のAvizeとホテルの名前のLes Avisésは違うんですね。
HoteLes Avisésは、オテレザヴィゼと発音するのが正しいのかな??
折角行くならフランス語も勉強しないと勿体無いかも(汗)
Commented by humming-watch at 2013-03-21 10:19
結婚記念日おめでとうございます(*´ω`*)
そう言えば、我が家と同じ日でしたねw
我が家は体調が優れずに質素な記念日となりました (ノω`)
(とりあえず、クリュッグのロゼを開けましたがwww)

ラターシュのレポート参考になります!
私はまだ飲んだ事がありませんが、百の花とか荘厳とか(価格とかw)物凄いイメージが先行し過ぎて実際飲んでみたらガッカりしそうな感じがしますw

93年なのに2日目でタンニンがこなれてくるとは・・・やはり、飲み頃と飲み方を選ぶワインなんですね。

↑kujiさんがおっしゃってるセロスのホテル『オテル・レ・ザヴィゼ』には是非泊まってみたいものです。
宿泊者特典にセロス醸造所見学&試飲ツアーもあるみたいですよ。
次回のワイン部会はシャンパーニュツアーに致しましょうwww
Commented by humming-watch at 2013-03-21 14:48
追加・・・
”葡萄のタネっぽいニュアンス”と言う表現・・・
あのDRC独特の風味を的確に表した素晴らしい表現だと感心しました。
、と偉そうに言うほどDRCを飲んでる訳ではありませんが (ノω`)
失礼しました。
Commented by dachiro at 2013-03-21 18:58
ハミングさん、こんにちは。
ありがとうございます。
同じ日でしたよね。おめでとうございます。
クリュッグのロゼも素晴らしいでしょうね!!

AM氏のように同ビンテージを何本も(1本のどれ位ずつかは不明ながら)飲んでいないと何とも言えませんが(笑)、ボトル差もあるとすれば難しいですよね〜
この値段の商品でボトル差とか言われても困りますが(爆)
合わせる料理や温度によってもだいぶ変わるんだと思いますし、このクラスは思い切るしかないんでしょうね。。。

今日は比較のために?ネゴスのシャンベルタン93を開けましたので、これから検証です♡

P.S. セロスの蔵の見学なんてイイですね。色んな方のブログなどで拝見するに、お料理も美味しそうです! 


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