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"mono"-logue by dachiro

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2012年 05月 12日

GWに飲んだワイン2

一番最初は4/29に飲んだコレ
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ルモワスネのコルトン '85





ちょうど1年前の今頃飲んだのと同じヤツの残り。
25℃位の暑い日でした↑出したては結露してます。Alc 13.5%(←これだけで期待できますw)
開けたてから、もう甘酸っぱい、分かりやすい旨さ。
1h後から飲み始め。香りは最初の干しぶどうとアルコールから次第に赤いフルーツ、爽やか系に。
滑らかで上品な喉越しはヴォギュエのミュジニーにも通じるかも(ホントかよ??w)ちょっと鉄っぽい風味も。
もう渋さは無いけど厚く丸いボールのようなタンニンの名残り。若い頃は渋くて飲めなさそうという感じ。
1年経って飲んでみてもやはり満足度高く、旨かった。上品系。

お相手は、毎度お馴染みの
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ジャンルックラビオンの田舎風パテとクレムドサンタギュール+パン少々。
胡瓜とササミの和え物もw


お次ぎが5/3のヴォギュエ。


で、その翌日にコレ
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デュパール・エイネ(シャルル・トマ、モワラールなどと同様ヴァンサン・ソーヴェストル率いるバティスト・ベジョ・グループの傘下らしい)のVRマルコンソール '66
大好物のマルコンソール、しかも良年の'66。
去年暮れに1.2万強で2本試しに買ってみて、1週間後のカミさんの誕生日に1本試飲しました。
その時は、ルモワスネのVR村名 '66(誰の作なんだか3万もした!)と2日に分けて同時対決してみたら、ちょっとだけ変わった風味(石油っぽいというかタールっぽい)がするものの、甘く芳醇でバランス良く、全然負けてなかった。
(で、追加で買おうとしたら残念ながらもう売り切れ・・・)

今回は落ち着いたせいか、年末に気になった石油系の香りは余り感じられず、華やかなエチレン系にイチゴとかフランボワーズとか爽やか系も。
透明感のある味わいで余韻も長く素晴らしい。
ちょっと美女の生き血のような鉄っぽい妖艶さがあるので、もしかしたらそれが苦手な人もいるかもしれないけど、僕は好きだな〜。
これはお買い得だった。
エチケットは綺麗だしコルクも新しい
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ので、瓶詰めは最近なんでしょうが、瓶だけがヘンなワックスだかだかで汚れて(油膜?)いるのがちょっと気になりましたが・・・
'66あたりの1級の上モノか特級が、コレ位の値段で楽しめれば、もっとブル古酒ファンも増えるんでしょうね。
またこういう出物が無いかな〜

この日のお供は
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子供のお余りの鶏の八幡巻き(TVで先日知ったけど、ロブションの店ではこんなのを『地鶏と新牛蒡のバロティーヌ』と言うらしいw)の切れっ端と
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ターブル・オギノさんのリエット+パン少々という和洋折衷で。


最後が5/8のコレ
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クロ・ド・タール ’00
これでモレサンドニ村のグランクリュ4つは全制覇です♬ (実はそれより先にジュヴレシャンベルタン村も『一応』終わってるけど・・・)

クロ・ド・タールはモメサン家のモノポール(単独所有)。
それほどプレミアムが付いてなく、リーズナブルな割に旨い旨いという評判をネットで見て楽しみにしてました。
Alc 13.5% セラーから室温25℃へ出して直ぐ抜栓。直後から旨い〜♡

1h後から本格的に飲み始め。何とも強い。華々しい香りと長〜い余韻。
未だタンニンが厚い。苦いとか渋い感じは全然無いけど、重みがまだ凄い。大きなカタマリ。
僕の好みには、ちょっと開けるのが早すぎたかもしれませんが、これぞグランクリュ!という感じで、万人受けする美味さですね。
杏や桃っぽいアフターにタンニン由来か紅茶っぽい風味も。
探せば2万円程度までで買えるブルゴーニュのグランクリュの中では最上級のひとつなんじゃないでしょうか。。。

各誌評価は
Critic Score When to drink
Wine Spectator 94/100
Burghound 92/100 2015+
Stephen Tanzer 92/100 2003 to 2007 (これを07までに飲めと言うタンザーさんって・・・w)
CellarTracker 91/100 (24 notes from 21 users)
Jancis Robinson 17.5/20
La Revue du Vin de France 17/20

敢えて難点を挙げれば、とにかく濃厚パワフル。去年、IWCやアドヴォケイトで92-93点以上のオーベール(Aubert)のピノ を買いましたが、ちょうどそんな感じ。
いかにも米英の評論家が高評価を付けそうなタイプ。
僕としてはもう少し押しの弱い、涼やかな上品タイプが好きなんで、もう少しこなれた古いのとかオフビンテージ('04とか旨そうだな・・・)の出物を安く手に入れてまた試してみたいものです。

まあ単独所有なんで造り手のばらつきも無いし、この価格帯(僕は1.5万程度で入手)のブル特級畑の中では、安心してお勧めできる銘柄ですね♬
(ただ、これだけパワフルなんだったら、上記Aubertとかのカリフォルニアの高得点ピノならせいぜい150ドル程度で手に入る事も斟酌すると、、、、まあブルゴーニュのグラン・クリュプレミアムかな〜〜〜)

合わせた食事は、ターブル・オギノから
ハミングさんが食べてて、憧れてたwフロマージュ・ド・テット(豚頭のゼリー寄せですな)
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タンが旨い。臭みなく、あっさりの中にゼラチンのコク。
お馴染みパテドカンパーニュ
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そして荻窪はムッシュ・ソレイユさんのリエット(豚に鴨入り)とバゲット
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旨かった〜

以上、GWのブルゴーニュ紀行でした〜。。。
ちょっとツマミが珍しく豊富だったのと美味しかったせいもあって、勢い込んで飲み過ぎた。。。。
本格的に暑くなる前にというのもあるし。。。

by dachiro | 2012-05-12 11:40 | グルメ | Comments(2)
Commented by humming-watch at 2012-05-12 14:55
うわぁ~GW中は素晴らしいフランス紀行だったようですね(*´ω‘*)
ブルゴーニュワイン飲みまくりで羨ましい限りです。

このフロマージュ・ド・テットは身がぎっしりで旨そうですね~( *`ω´)
見てるだけでヨダレが出てきました。。。

クロ・ド・タールはMSD村制覇に向けて近々飲もうと思っていたのですが・・・先を越されてしまいました (ノω`)
やはり濃厚系でしたか?ウチのは04年なのでどうでしょうね?
ひとりで飲まずに次回の飽商さんとの会に取っておこうかな?

なんだか無性に古酒が飲みたくなってきました(ノ´Д`) 
Commented by dachiro at 2012-05-12 15:18
ハミングさん、こんにちは。
ちょっと連続して開け過ぎました(笑)
クロ・ド・タール、やはり良かったです。
04は僕も良さそうだと狙ってます。そのあたりの年の方が上品で、ブルゴーニュ好きには良さそうかなと。
ただ、いくらオフビンテージとは言え、00より4歳若いのも事実ですから今開けるとまだピッチピチで若いかもしれませんね〜。
(因みに04は、早飲み推奨のタンザーさん92点で2014年以降、バーガウンド91点でこれまた2014年以降なので・・・)

この畑はちょっとマイナーなのでオクでもヒートアップしないし狙い目ですかね。
この前、街の酒屋(一応鍵のかかったセラーあり)で01を2万円で売ってるのを見つけたので、今度買って見ようかと。。。(当分飲めそうもないですがw)


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